特色ある教育活動

①全校生長距離走
 本校はスクールバス通学者がほとんどです。このため生徒の体力不足が心配されてい ます。そこで、毎週木曜日の15:40~16:10の30分間、全校生がランニング をおこなっています。この日は、昼休みや清掃の時間を工夫して、放課後30分間、時 間を生み出し、実施しています。走るコースはグランドを走ったり、プール脇から外周 を走るコースを各自が自由に選択しています。ペースも自分に合わせて各自、挑戦しています。この中から、学校代表となる「駅伝メンバー」が選出され、秋の本番で県大会 出場を目標に頑張っていきます。

 

②英語乗り入れ授業
 本校では、小中一貫教育として中学校英語教員よる、小学校への英語の乗り入れ授業を行っています。週に1回、4つの小学校に出向き、小学校英語担当教諭と共に英語の授業を行っています。
 昨年度までは2週間に1回でしたが、継続的指導の充実のため、今年度から週1回行うようにしました。小学校担当者と1時間の授業の前後に時間を確保し、連携を図っています。小学校での効果的な授業の展開と共に中学校での英語の授業にスムーズに入っていけるよう取り組んでいます。

 

~特色ある教育環境~

①生徒昇降口。
 中に入ると外観からは想像できない「木」の空間が広がります。昇降口というより、高い天井、ヨーロッパの教会を思わせる雰囲気が漂っています。大きな魚の体の中に迷い込んだみたいだという人もいます。
 照明もダウンライトの間接照明です。夕暮れ時に照らし出される空間は、おしゃれで神秘的でもあります。今年度はダウンライトの下に季節の花や植物を置き、よりいっそう美しく存在しています。
 また、ロフト部分にあたる場所には統合前の4中学校の校歌と校旗が飾られています。壁には統合時に各中学校から持ち寄った「絵画」、開校時の生徒によって作成された「記念レリーフ」、雲巌寺老師様からいただいた「青春の丘」の額装等が飾られ、美術館のようでもあります。
 この空間をさらに活用しようと、昨年末には、クリスマスイルミネーションを生徒会が中心となり飾り付けました。今後更に季節の風物詩などをデコレーションしていきたいです。12月には、ディズニーリゾートのエントランスばりのクリスマスツリーを飾れたら素敵だなと思っています。そのほか、7月なら「七夕の短冊飾り」、9月なら「お月見」など、いろいろなアイディアでこの空間を有効に活用していきたいです。
 生徒だけの手では、空間が広いため飾り付け等、限界があります。是非、保護者や地域の方々にも参加・協力してほしいと思っています。
 学校は、いつでも開いております。まだ新制黒羽中学校にいらっしゃっていない方は、ぜひお越しいただき、自慢の生徒昇降口をご覧ください。

生徒昇降口

2階通路


②教室棟
 こちらも、外観からは想像できない、木のぬくもりを存分に感じられる空間になっています。1年生が入る1階はドアを全開にすると抜群の開放感があり、夏でもあまりエアコンを必要としません。
 各フロアーの廊下は幅広くスペースがとられており、長テーブルを常備し、生徒はグループ学習や個別学習に取り組むことができます。休み時間はここで友人と楽しそうに語らう姿も見受けられます。

 

③環境美化

 本校にお越しいただいた方はご存じと思います。駐車場にスクールバスが乗り入れるスペースが確保されています。スクールバスは本校に乗り入れ台数が10台です。全てが駐車場に待機している光景は圧巻です。そのため広大な敷地の駐車場があります。
 その駐車場に降りていく道路の山側が斜面になっています。雨が降ると崩れてしまいそうな斜面です。防止策として、生徒達の手による「紫陽花」等を植樹しました。それでも面積が広いためまだまだ足りていません。保護者の皆様や地域の皆様に協力していただき斜面の緑化を考えています。紫陽花に限らず、なにかうまく定着する環境美化ができればと考えています。